「お預かりした井戸水を検査した結果、別紙検査成績書のとおり放射性物質は検出されませんでした」(=写真)。
きのう(7月22日)朝、夏井川渓谷の無量庵へ出かけた。10日前に台所の水2リットルをペットボトルに入れて、いわき市小川支所に持参した。その結果が7月20日付小川支所長名で、封書で届いていた。
封書に入っていたのは、A4サイズの紙3枚。通知書(結果の確認を、そして氏名・地番を伏せて公表するので了承を)と、結果(放射性物質は検出されませんでした)と、そのデータ(検査成績書)だ。
結果を告げる紙には、飲料水の放射性セシウムの管理目標は10ベクレル/kg以下であること、検出限界値は井戸水の場合、ヨウ素で2ベクレル/kg、セシウム134、同137で各1ベクレル/kgだという「参考事項」が付されていた。
無量庵の井戸水のデータは(1)放射性ヨウ素=2.0未満(2)セシウム134=1.0未満(3)セシウム137=1.0未満④合算値=2.0未満――。要するに、値が検出されなかったために、検出限界値の「2(ないし1)ベクレル未満/kg」と記載された。結果を見てすぐ思ったのは、「孫にも飲ませられる」ということだった。
と同時に、夏井川渓谷の隣の集落に移り住んだ知人の井戸水のことを思い出した。暫定基準から新基準に切り替えられるころ、井戸水が新基準の10ベクレルを超えているという話をしていた。今はどうだろう。まだ基準を越えているのか。
(タカじい)
タカじい
「出身は阿武隈高地、入身はいわき市」と思い定めているジャーナリスト。 ケツメイシの「ドライブ」と焼酎の「田苑」を愛し、江戸時代後期の俳諧研究と地ネギ(三春ネギ)のルーツ調べが趣味の団塊男です。週末には夏井川渓谷で家庭菜園と山菜・キノコ採りを楽しんでいます。
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