実際はいじめ反省の色なし?
確かに、ネット上では行き過ぎた情報が行き交っているのも事実だ。加害生徒が実際、精神的に追い込まれている状況はあるのだろうか。
報道では、加害生徒の様子が部分的に伝えられており、週刊朝日は2012年7月24日発売号の特集記事で、加害生徒が通っている学習塾の講師の話を書いた。
それによると、リーダー格の生徒らは、生徒アンケートに書かれたいじめについて、「まったくの事実無根」と講師に話したという。「自殺の練習」をさせたことやお金を取ったことも否定し、ケンカはあったものの遊びのつもりだったという。あくまでも被害生徒とは対等だったといい、自殺の原因は、被害生徒が父親と関係が悪かったことにあるとした。
これは、被害生徒の父親が訴えた訴訟で、加害生徒側がいじめでなく遊びと言っている内容とも一致している。
加害生徒に厳しい声が噴出しているのは、自分が悪かったと反省している様子がないことに理由がありそうだ。