「加害生徒が転校先でも暴力」 文科省も把握説は本当なのか

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文科省「学校からの報告は受けていない」

   文科省にブログの内容について問い合わせてみると、「週刊誌などで加害生徒が転校先で暴力事件を起こしたなどと報じられていることについては認識していると答えたが、学校から直接文科省に報告があったということはない。今後この件に関して学校や教育委員会などにこちらから事実確認をするという予定もない」とのことだった。片山議員のブログの内容とは食い違っており、暴力事件が事実かどうかはやはりまだわからない。

   片山議員は7月16日にも自身のブログで、滋賀県の自民党関係者や大津市の行政関係者らから「突っ込んだ内情も含めて事情を聞いた」として、「加害者が被害者を突き落とした、殺害したという情報、遺体発見時の状況や搬送された病院が不自然というのは全く事実ではない、ただ酷いいじめの実態はあった。実態解明が遅れたのは加害生徒の父親がPTA会長であったことと無関係ではない。加害生徒の親族が警察に勤めていたのは事実のようだが、捜査に影響があるような立場とは考えにくい。批判を受けていた警察OBは別人」などと書いている。

   インターネット上では「本当か?」「裏は取れているのか?」などといぶかしむ声があり、ブログの内容がそのまま事実として拡散されるような事態には至っていない。しかし片山議員が大津市で話を聞きまわったり、警察庁や文科省から直接話を聞いたりと、真相究明に動いていることは確かなようだ。

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