「加害生徒が転校先でも暴力」 文科省も把握説は本当なのか

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   滋賀県大津市の市立中学2年の男子生徒がいじめを受け、2011年10月に自殺した問題に関連して、自民党の片山さつき参議院議員が自身のブログに「文部科学省が、加害生徒の転校先での問題行動の報告を学校から受けている」などと書いた。

   「加害生徒が転校した先でも暴力事件を起こしている」という週刊誌報道やインターネット上での噂はあったが、事実かどうかはわかっておらず、このブログが決定打となりそうに思えた。しかし文科省の説明とは少々食い違っており、まだ「確証」とはなっていない。

「加害生徒の暴力事件は文科省も認識」と記述

   片山議員は2012年7月23日に更新したブログで、文部科学省、警察庁の課長クラスとの部会で話し合った内容を報告した。

   それによると、男子生徒の自殺現場や、飛び降りた時の加害生徒らの詳しい状況、遺族から3度被害届を提出されたにもかかわらず受理しなかった理由について、警察庁に納得のいく回答を求めたという。

   そして文科省からは、加害生徒について「一人は12月12日、もう一人は2月3日が転校日で、いずれも転居が理由」「転校先で一人が暴力事件を起こしたことは文部科学省も認識しており、この生徒については、文書ではなく口頭で、問題行動があったことは伝えた、との報告が学校からはあった」という回答を得たと書かれている。

   文科省からの回答の「問題行動」の詳細や、過去のいじめ自殺や校内暴力などの統計は今後改めて説明を求めていく、ということで部会は終わったようだ。

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