静岡県の県立高校の男性教諭(25)が教え子の18歳未満の女子生徒の相談を受けているうちに性的関係になったことが発覚し、懲戒免職処分を受けた。ただし学校側は、児童買春・児童ポルノ禁止法違反に当たるにもかかわらず刑事告発はせず、女子生徒の保護者からの強い要望で教諭の名前を発表しなかった。
ネットではこの報道を受け、「真剣な交際なら黙認すべき」「二人を引き裂く懲戒免職は厳しすぎる」といった論調も出て盛り上がっている。
個人的な悩みを相談してから親密度が深まった?
静岡県教育委員会は2012年7月23日に性的交際が発覚した男性教諭を懲戒免職にしたと発表した。きっかけは男性教諭が女子生徒から「勉強の相談をしたいからメアドを教えてほしい」と頼まれ、11年5月に自身の携帯電話のアドレスを伝えた。やがて個人的な悩みの相談にも乗るようになると親密さが増し肉体関係に発展。ホテルで11年8月と今年6月の2回性的行為に至った。
県教委によれば、別の生徒が養護教諭に2人の関係が怪しいと申し出たため学校側が教諭と生徒に事情を聞き、今回の「事件」が発覚したという。
教師と生徒が関係を持った際には「厳罰」が下され、懲戒免職になるケースが相次いでいる。10年6月には東京都で教え子の女子高校生とホテルや教諭の自宅で性行為をした男性教諭(28)が懲戒免職になった。「指導をしているうちに気持ちが高ぶった」と話し、恋愛感情があったと説明している。
また、11年8月には神戸市立高校の40代の女性教諭が男子生徒に1年間にわたりってセクシュアルハラスメントを繰り返し懲戒免職になった。