原発事故の影響とみられる放射性ストロンチウム90の降下量が、10都県で過去11年間における最大値になったと、文科省が2012年7月24日に測定結果を明らかにした。
それによると、最も多かったのは11年3月時点の茨城県で、1平方キロ当たり600万ベクレルもあった。事故前までの最大値は、06年2月に北海道で測定された30万ベクレルで、大気圏内核実験の影響とみられている。このほか、岩手、秋田、山形、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川の各都県でこの値を超えた。
なお、今回の測定では、津波や事故の影響で測定できない宮城、福島両県を除いてある。