「オスプレイと原発の構図は実に酷似」
7月20日付けのブログには、さらに詳しく説明が載っている。
「ここまで事態が複雑になってしまっては、これが解決策だ、という明快なものを私も持ち合わせていません」
としながらも、
「何の努力もせず、何の犠牲も払わない国が、最終的にその恩恵を享受し、配備にあたっては反対運動を繰り返す様は米国にとってはとても理解しがたいものなのでしょう。ましてやそれが同盟国ともなれば尚更のことです」
などと反対運動を批判。さらに、
「オスプレイと原発の構図は実に酷似していて、『人間の作る技術である以上、絶対の安全はあり得ない。リスクは常に存在し、いかにそれを極小化し、万一事故が起こった時にどう被害を最小化するかに全力を尽くすべきだ』という考え方がなかなか理解されにくく、いつしか実はあり得ない『絶対神話』が作り出され、かえって悲惨で過酷な結果を招くのです」
とリスクを踏まえた上で、米国任せではなく日本政府として安全性を確認し、責任を負うことを表明するように求めている。
オスプレイをめぐっては、野田佳彦首相が国会で
「安全確認がされない限り、飛行をさせない」
と答弁を繰り返しており、7月26日には日米合同委員会を開催して安全確保策を協議する予定だ。