民主党が所属議員らから「新キャッチフレーズ」の募集をしている。これまでの「国民の生活が第一」が小沢新党と被ったためと見られるが、ネットでは続々と皮肉たっぷりなキャッチフレーズ案が出ている。
ゲンダイネットに2012年7月20日掲載された記事によると、民主党本部が「民主党キャッチ・フレーズの募集について」という文書を所属議員と県連に対して送り、7月30日までにメールかファックスで送るよう呼びかけているのだという。
「なんちゃって与党」「ルーピーと愉快な仲間たち」
これまで民主党は政権交代となった2009年の衆議院総選挙などで、「国民の生活が第一」をスローガンとして掲げてきたが、消費増税に反対して離党した小沢一郎氏の立ち上げた新党の名前も「国民の生活が第一」になってしまった。さすがに造反組の政党の名前と同じではまずいので、新しいものを募集するということなのだろう。
一般に公募している訳ではなく、民主党の関係者にしか募集をしていないのだが、2ちゃんねるではキャッチフレーズ案が続々と書き込まれている。「国民の生活が第一」を文字って「国民の生活が台無し」というものや、
「国民の生活が2番じゃいけないんですか?」
「嘘つきは民主の始まり」「(中)国民との約束を守ります」
「なんちゃって与党 民主党です」「ルーピーと愉快な仲間たち」
「鳩に餌をあたえないでください 糞害で困っています」
というもので、政権の座に着いて以来、何かと失策続きの民主党を皮肉った内容のものがほとんどだ。
次期衆院選については8月解散、9月選挙といった予測も一部で出ているが、「前の衆院のときに使われてた鳩ポスターのフレーズと一緒でいいよ 政権交代」というもののほか、「政権与党なんだから今までの実績を書けばいいだけだろ? キャッチフレーズなんて『これからやります』って事だし、野党がやればいいんだよ」といった意見も出ている。