タカ公開プロポーズなぜかすっきりしない 「やり過ぎでは」「茶番」と疑問相次ぐ

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   迫られて結婚を切り出したが、戸惑いの色がありありと出て…。お笑いコンビ「タカアンドトシ」のタカさん(36)がテレビ番組でした公開プロポーズで、その演出ぶりがネット上で不評を買っている。

   フジテレビ系で2012年7月22日に放送された「27時間テレビ」では、「笑っていいとも!」の番組コーナーがサプライズを企画した。タカさんの母親の鈴木眞利子さんによるドッキリビデオメーセージが、いきなり流れたのだ。

4年同居の元リポーターへの告白迫られ

Q&Aサイトでも疑問が
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「このような大きな番組をあなたがこうやってできるっていうことは、支えてくれる人がいるからですよね?」

   ビデオに映された眞利子さんは、崇大(たかひろ)とタカさん本名を呼んで、タカさんと4年間同居している元テレビリポーターの鈴木奈津子さん(35)との結婚意志確認を迫った。

「もう36歳なんだから、お母さんとしては早く孫も見たいし、なっちゃんも崇大の言葉待ってると思うよ」
「崇大~、なっちゃんに男のけじめつけてくれるかなあ?」

   こんな問いかけを受け、タカさんは、戸惑った様子だったが、出演者らに気持ちを聞かれ、「いいとも!」と右こぶしを突き上げた。しかし、奈津子さんとの電話に出させられても、「いや~、あの~、こうやって今急に何かけじめをつけろって言われてるんだけど」と渋った表情を見せる。

   番組アナから時間がないと急かされるとようやく、「なっちゃんのことはすごい大好きです」と明かし、意を決して「結婚してくれるかな?」と切り出した。

   すると、その言葉が終わるや、待っていたとばかりに、奈津子さんは「いいとも!」と元気よくOKの返事をした。この間、わずか5分ちょっとだった。

   司会のタモリさん(66)らの祝福を受けたが、出演したSMAPの中居正広さん(39)から「結婚はいつ決めたの?」と聞かれ、タカさんは「さっき」と答え、最後まですっきりしない表情だった。

「バラエティには打ち合わせはあります」

   その後、タカさんの公開プロポーズは、スポーツ紙などに報じられた。しかし、ヤフーニュースのコメント欄を見ると、「無理やり過ぎ」「フジテレビは人の人生なんだと思ってんだ」といった疑問の声や、「茶番」といった指摘が上位を占めている。

   所属事務所のよしもとクリエイティブ・エージェンシーでは、タカさんが事前に企画内容を知っていたかについて、「一般論で言えば、バラエティには打ち合わせはありますが、テレビ番組の範囲内ですのでご想像にお任せします」とだけ話した。タカさんについて、放送によるトラブルは聞かないとし、「やり取りにウソはなく、結婚する方向だと聞いています」。ただ、入籍などの予定については、「全然決まっていません」とした。

   フジテレビの番組制作担当者は、「お答えできません」と言うのみだった。

   事情に詳しい芸能プロ関係者は、公開プロポーズについて、サプライズ企画ではなく、タカさんも知っていて演じていたと思うと話した。そして、番組内容については辛口の評価をした。

「奈津子さんは結婚したがっていると聞いており、もうそろそろその時期だったとは思います。しかし、タカさんは渋々やらされていたようで、あまり気持ちいいものではありませんでした。タレントの結婚話などは、トーク中心に制作費も安くできますので、視聴率を取ると、同じ傾向の番組がどんどん増えることになっています。いわば粗製濫造が進んでいるわけで、手法が単純でつまらないバラエティばかりが増えて、テレビがダメな状況になっていますね」
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