脱原発デモには「結構たくさんの方が集まっていて、驚いている」
また、7月16日に東京・代々木公園で行われた集会をはじめとする脱原発の動きについては、
「正直に言って、たくさんの方が月曜日に公園に集まったこと、毎週金曜日に、結構たくさんの方が東電周辺に集まっていることに驚いている」
と述べた。
「質問に答えていない」と非難される一幕もあった。国会事故調の調査報告書で、原発事故は「政府、規制当局と東京電力とのcollusion(共謀・結託)と、ガバナンスの欠如の結果」だと指摘されている。広瀬社長は「これに同意するか」と問われたのだが、
「我々としては(民間事故調や政府事故調など)いくつかの報告書を突き合わせて、違いがあれば、さらに調査しなければならない」
と述べるにとどまったため、さらに答弁を求められたが、
「それはどういう事実に基づいてcollusionと認定されているのか、いささか分からないところ。したがって、しっかり読み込んで、そうした事実が我々が理解している事実と違っていれば、しっかり調査したい」
と煮え切らない態度だった。