「いじめ」芸能人も黙っていられない 中川翔子やロンブーも次々発言

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   滋賀県大津市の中学校でいじめにあっていた生徒が自殺した問題に、芸能人が自身の体験を交えて声を上げ始めている。タレントの中川翔子さんは2012年7月17日のブログでいじめに対する怒りを表明した。現在ではオタク系アイドルとして活躍している中川さんだが、中学生のときは絵を描いているだけで「きもい」と言われたなど、いじめられた経験があることを以前から明かしていた。

「命を追い詰めた、失ったこと、一生背負っても足りない。」

   この日のブログでは普段のハイテンションな文章は姿を潜め、いじめ問題についての報道や追及をしてほしいと発言し、「腐りきった隠蔽、言い訳、そんなものがどんどんなくなっていく世の中になるように…」とコメント。加害者とされる生徒たちが「遊びであり、いじめではなかった」と主張していることについて触れ、

「そんなことがまかりとおるなら暴行恐喝など世の中の犯罪も遊びですまされることになる、命を追い詰めた、失ったこと、一生背負っても足りない。遊びだったというなら同じ目にあってみろと言いたい」

と痛烈に批判した。

   いじめ問題に対する学校側の対応についても、

「生徒の声を聞かずにいじめはなかっただの遊びだっただの、恥を知ってほしい」
「あらゆることで死人にくちなし 加害者の人権ばかりが優先されるけど被害者は人権を踏みにじられて、命までなくしてしまった、」
「遅すぎる、すべてにおいて。命が失われてからじゃ遅すぎる。教師が、学校が、まともな対処をしないと生徒にとっては学校が世界のすべてになってしまうのだから。学校が世界のすべてではないのに」

と厳しい指摘を加えた。

   世論が騒がなかったとしたら闇に葬られていたかもしれず、今回の事件は氷山の一角で、隠蔽されたいじめ事件で失われた命がたくさんあると中川さんはいう。

   ブログの後半では、いじめに苦しんでいる人たちに向けて、「そんなやつらのせいで死ぬという選択だけはしないでほしい絶対に、生きる価値がいっぱいいっぱい未来にはあるいじめをする下らないやつの人生よりよっぽど幸せな未来が待っているから、、」とメッセージを送った。

ロンブー田村淳「小3の頃にイジメを受けていました」

   お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんもいじめの体験を7月17日にツイッターで告白した。

「僕は、小3の頃にイジメを受けていました…ある日突然、クラス中に無視をされる恐怖を今でも鮮明に覚えています。」

   田村さんは、いじめに苦しんでいることを学校の先生や友達に気づいてもらえたという。その理由として「でも僕は声を出せる方、いじめられてる事を訴える事ができる子供」だったことを挙げている。

   しかし、本当に苦しいのは、いじめられていることを誰にどう伝えればよいかわからない子供たちだとして、「だから僕は人の声色、顔色、発言内容に敏感になる事が大切だと感じた」という。

「この人は何を言いたがってるのか?何を思ってるのか?何をやりたがってるのか?この事を学校の先生やクラスの生徒のみんなが心掛けるだけで、いじめで苦しんでる人たちの小さなシグナルを皆で気付く事ができるのではと思いました。 お前が言うなって言われるだろうけど、俺は言う!」

といじめに対する解決策を提示している。

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