「すごい」いじめ対策があった! ポイントは「校長」のリーダーシップ

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多種多様な「救済方法」があっていい

   大津市の中2自殺をきっかけに09年5月のブログが話題になっていることについて、森口氏自身も2012年7月16日付のブログでこう綴っている。

   「ツイッターなどによって拡散し、ここ数日、さまざまな人が自身のブログで取り上げたり、またコメントに意見を書き込んでくれたり、メールをくれる」と、その広がりに驚いている。

   ただ、この日のブログでは、大津市の中2自殺が「この対策で防げたか否かは不明だ」と、「万能ないじめ対策なんてないと思う」と語っている。

   「いじめ」は、ちょっとしたいざこざから犯罪ともいえる事態まで、幅広く、また「段階」があったりもする。

   教師に相談して解決するのであれば、それでいいし、保護者に話したり、警察に話したりして解決する場合もあるだろう。

   反対に、教師や保護者に相談したのが加害者にバレていじめがエスカレートすることだってある。いじめは多種多様なのだ。

   いじめを原因とする転校を容易にしたり、クラスをなくしてしまったり、そもそも「学校が一様である必要がないことに子どもが気づくようになれば、少なくともいじめ自殺はゼロに近づけられる」(森口氏)と語る。

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