大阪市の橋下徹市長が、野田佳彦首相について「すごいですよ」「確実に『決める政治』をされてると思う」などと絶賛し、「態度を一変させた」と指摘されていることを受け、橋下市長は2012年7月11日朝、ツイッターの連続ツイートで真意を説明した。
橋下市長によると、
「僕は政策論と政治行政論を分けている」
といい、個別の政策レベルでは民主党政権と考えが異なる点があるとしながらも、
「ただし政治行政論は価値中立。政治は、一定の価値観を明確に示して、その方向性で物事を決め、実行していくこと」
などと説いた。その上で、
「政策論ではなく、価値中立な政治行政論で考えたとき、野田首相は動き出したと見えました」
と、野田首相を評価した理由を説明した。
この直後の囲み取材でも、橋下市長は、
「個別の政策については見解の相違があるが、政治というのは論点をきちんと明示して、色々な反対論があっても、それをきちんと手続きを踏んで決めていくのが、政治の一番重要なところ」
と、同様の説明をした。