大阪市の橋下徹市長2012年7月10日朝の囲み取材で、いわゆる「小沢新党」が立ち上がることへの感想を聞かれ、
「民主党の支持率は急回復すると思いますよ」
と、これまで「手続き不備」を理由に批判してきた民主党を絶賛した。
具体的には、
「野田首相、すごいですよ。集団的自衛権についてこれから議論されて、TPP(環太平洋連携協定)についても参加表明するとかね、当初言ってたことを着実に進めてるじゃないですか。中身については賛否両論ありますけどね。大阪都構想も、5党でみんなで協議して決めたでしょ。税も上げて、これから社会保障の議論もしていく。確実に『決める政治』をされてると思う」
などと「決める政治」を評価。これまで批判を続けていた消費税をめぐる問題についても、
「消費税は最終的には地方税化だと思っていますが、野田首相は道州制をずっと言われている人ですから、必ず腹の底では、『道州制にするのであれば道州に消費税を渡すしかない』というのは、十分ご認識されていると思う」
と、「維新の会」が掲げる政策を大筋で一致するとの見方を示した。