「お~いお茶」が米国で人気 シリコンバレーでは定番商品に

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

米国には無糖の緑茶がない

   レビューも50件以上寄せられていて、

「まろやかで繊細、そして爽やかな味がする。ノンカロリーで、ビタミンCを含むので健康だが、私は健康のために飲むのではない。とても美味しいから飲むのだ」
「私は海兵隊で日本に2年間いたのだが、どこの自動販売機にも『お~いお茶』があった。緑茶が好きな人にはお勧め」
「価格は少し高いけど、味やクオリティは米国で売られている他の緑茶よりも断然いいよ」

といった内容が多い。健康的で自然な緑茶の味が受けているようだ。

   伊藤園広報によると、2007年から米国で「お~いお茶」の英語表記版を販売している。米国では近年肥満が問題化しており、ヘルシーな日本食や緑茶が注目されているのだが、米国で販売されている多くの緑茶が砂糖入りのため、無糖の「お~いお茶」が人気になっているのだという。

   同社は01年に米国に子会社を設立。当初はアジア系の飲食店や富裕層地域の小売店などに米国向けブランドの緑茶や烏龍茶を販売していたが、現在は大手量販店にまで販路を拡大している。シリコンバレーの企業にもスタッフが営業に出向いた。伊藤園広報は

「『クールジャパン』という言葉がありますが、米国のトレンドに敏感な層の間で日本文化への興味が高まっています。トレンドに敏感な層が『お~いお茶』を気に入り、口コミでそれが広がっている」

   米国の子会社は2010年に黒字化を達成した。現在も順調に推移しており「今後も2ケタ成長を続けたい」としている。

   また、「お~いお茶」が米国で広く売られているのは日本人にとっても嬉しいようで、一般のブログの中には「お茶が甘いせいで海外だとミネラルウォーターばかり飲んでますが、お茶があるってのはとても嬉しい。これで困ることが1つ減った」と書くものもあった。

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