中国で行われるアニメイベントに巨大ガンダム像が登場する。中国でガンダムといえば、著作権を無視したいわゆる「中華ガンダム」だが、今度は本家の「公式」ガンダム像で、日中双方のネットで話題になっている。
ガンダム像が登場するのは2012年7月12日から16日まで上海で開催される大型アニメイベント「第8回中国国際動漫遊戯博覧会」。
脚と肩に「龍」のデザイン
全高約6メートルの巨大像で、漫画「中国版・機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」を中国の漫画誌に連載している「北京顔開文化発展有限公社」がカラーリングデザインを担当した。
ガンダムの作中での型式番号は「RX-78-2」として知られているが、中国に登場するのは特別版の「RX-78-2 GUNDAM SPECIAL EDITION」。基本的なデザインは通常のガンダムと同じなのだが、まず、左脚部と右肩部にグレーで龍のような模様が入っている。そして左肩部にははっきりとした大きさで「龍」の文字が。龍は中華民族の象徴だ。このデザインをモチーフにしたガンプラも中国で発売される。
中国のガンダムといえば、2010年から11年にかけて話題になった「偽ガンダム」像だ。四川省の遊園地に登場した著作権無視のものだったが、稚拙な造形と無茶苦茶なカラーリングで注目を集めた。
今回は中国で初の公式ライセンスガンダム像ということで日中双方のネットで話題になっている。