週刊ポストが「隠し子がいる」と取材でかぎ回ったとして、大阪市の橋下徹市長が自身のツイッターで苦言している。
結局記事にはならなかったようだが、橋下氏は怒り心頭の様子で、「隠し子がいた事実があれば、市長は辞める」ときっぱり言い放っている。
「参ったぜ、週刊ポストさん」
橋下氏は2012年7月6日、
「参ったぜ、週刊ポストさん。僕の東京での隠し子疑惑のうわさについて僕の周辺に取材を入れたことから、家庭内不和だよ。妻はキリキリだ。週刊ポストが永田町でそのような噂があるが、ということで僕の周辺に事実確認の取材をした。そんな事実はありませんと皆が答えたが週刊ポストは見出しにすると言う」
「うちの長女が通学で中刷り広告を見て、またびっくりしないように、先に長女に話した。そして妻に。そしたらうちのオカンも本気になってすっ飛んでやってきた。週刊ポストさん、僕に隠し子がいる事実が判明したら、僕は市長を辞めます。隠し子なんていませんよ」
とツイートした。
「公人ならしょうがないのかね~」
また、週刊ポストは「バカ文春、バカ新潮」と違い冷静だと思っていたからこんな噂を載せるのは残念、とした上で、「公人ならしょうがないのかね~大阪でも散々いろんなことを言われているから、うちの子どもも忍耐力がついたよ。でも今回の見出しは妻は我慢ならんみたい」と投稿している。
その後、結局記事にはならなかったと秘書から報告を受け、「なんだよ、自分でしょうもないことを広めただけになったじゃねえか」とがっかりした様子だった。そして「隠し子がいた事実があれば、市長は辞めますよ」と念を押した。
週刊ポストは、過去に週刊新潮、週刊文春が橋下氏の出自などを暴露する報道をしたところ「橋下徹『抹殺キャンペーン』の暗黒」と題してバッシング報道を批判するなど「橋下擁護派」で、橋下氏も好意的に接している印象があった。今回の騒動が二者の関係に亀裂を入れるのか、要注目だ。