二子玉川に「UFO」出現! 謎の発光体、動画アップ、ツイッター騒然

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   東京と神奈川の県境を流れる多摩川近辺で「UFO」を目撃したという報告が相次ぎ、一時騒然となった。ツイッターには空を飛ぶ謎の発光体の画像や動画が多数アップされているが、正体は一体何だったのか。

   2012年7月4日、20時前後からツイッターに目撃情報が寄せられた。場所は東京都世田谷区、東急田園都市線の二子玉川駅付近だ。

「赤青白に光ってて、たまに光がグルグル回る」

「二子玉川にUFOいる! 他の人もみんなおかしがってずっと空見てる!」
「友達に電話したら、何、とうとう頭いかれた?とか言われたけど、二子玉川駅周辺人たまってたし、Twitterでも騒がれてるし、あたし一人じゃないよね?」

というもので、画像も多数アップされている。

   いずれも真っ暗な空に白く光る物体が浮いているというものだ。「高さ200m以下位。 赤青白に光ってて、たまに光がグルグル回る。同じところにずっと留まっている」という報告もあり、少なくとも普通の飛行機や鳥とは違うようだ。

   東京の4日夜の天気は晴れ。二子玉川から少し離れた用賀からもUFOを確認できたという。帰宅ラッシュとも重なる時間だったので、かなり多くの人が目撃したらしく、「二子玉川駅前で、上空に謎の光が…百人くらいで群がってUFOだって言って見守っています」という報告もあった。

   何だか分からないものが空を飛んでいる、という点で「UFO(Unidentified Flying Object 未確認飛行物体)」であることは間違いないが、一体正体は何なのだろうか。

「赤羽のUFOおじさん」の仕業?

   望遠レンズで撮影したという画像を見ると、UFOは三角形に近い形をしていて、緑や赤の発光体が大量に付いている。アップされた動画では、発光体が様々なパターンで次々と色とりどりの光を発している。イルミネーションを施されたクリスマスツリーが空を飛んでいるかのようだ。

   実は、光る飛行物体は2011年ごろから荒川近辺でも目撃されている。

   Youtubeにアップされている動画を見ると今回二子玉川で目撃されたものと極めて似ている。発光パターンもかなり近い。

   荒川のUFOの正体は凧なのだそうで、北区赤羽を舞台にした漫画「東京都北区赤羽」の作者、清野とおる氏のブログによると、荒川の土手から電飾を施した大型の凧を夜な夜な揚げる中年男性がいるのだという。今回二子玉川で目撃されたものも電飾凧の可能性が高そうだ。恐らく、多摩川の土手から揚げていたのだろう。

   清野氏は4日夜、二子玉のUFOについてツイッターに「赤羽のUFOおじさんの仕業っぽいな~(笑)」と投稿。赤羽では今も頻繁に飛んでおり、UFOは「見慣れた光景」になっている。街の人は最早何も言わないといい、清野氏は

「たとえそれがおじさんが愉快犯的に揚げた電飾凧だと知っていたとしても、人として、見る度にちゃんと驚かなきゃダメだよな。こういうことに慣れたら、絶対らめ!らめらめらめ!」

と呟いていた。

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