ルネサス、10工場を売却、閉鎖を発表

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   業績不振のルネサスエレクトロニクスは、全国18か所にある半導体工場のうち10か所を売却、閉鎖すると、2012年7月3日に発表した。

   半導体回路を形成する「前工程」の鶴岡工場(山形県鶴岡市)、山口工場(山口県宇部市)の2か所。半導体チップに組み立てる「後工程」では、福井工場(福井県坂井市)、柳井工場(山口県柳井市)、函館工場(北海道七飯町)など8か所を売却、閉鎖する。生産拠点は3年以内に集約する。

   対象となる10工場では合計で約3000~4000人が働いている。

   また、全従業員を対象に9月18日から26日まで早期退職者を募る。5000人強の応募を想定しており、早期退職による費用削減効果は430億円を見込む。工場の売却・閉鎖やシステムLSI(大規模集積回路)事業の分離統合とあわせて、最大1万4000人を削減する計画。割増退職金や工場閉鎖などのリストラ費用は、NEC、日立製作所、三菱電機の株主3社と三菱東京UFJ銀行など4行が融資などで総額1000億円を支援する。

   同日、記者会見したルネサスの赤尾泰社長は「会社を残すため、痛みを伴う施策をやりきる」と語った。

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