三木谷氏「ほぼすべての出版社さんが協力的」
具体的なラインナップについては、
「有名タイトル以上に、独占先行(配信)のタイトルが出てくる。ここは『乞うご期待』ということで勘弁していただきたい」
と言及を避けたが、
「ほぼすべての出版社さんが協力的。契約手続きやフォーマット変換の問題で、(提供開始が)多少時期がずれる出版社もある」
と、ラインナップの幅が今後大きく広がることを強調した。
配信する書籍の価格や、価格設定の主導権を楽天の出版社のどちらが握るかについては、
「出版社との守秘義務契約があり、申し上げられない」
と述べたほか、
「出版社や作家と対峙するのではなく、win-winな関係をつくりたい」
と、出版社に配慮するような発言も散見された。
端末の価格設定については、
「端末自体で大幅な利益をあげることではなく、まずはマーケットを拡大したい」
と説明。近日中にアマゾンが発売を予定している電子書籍リーダー「キンドル」については、
「気にしても仕方ない」
などと述べるにとどまった。