ネットでは意外に冷静な見方も
ただ、ツイッターやYouTube などで抗議行動のようすを見聞きしていた人からは、
「人の波がスゴイけど、お祭りみたい」
「なんだか楽しそう」
といった声や、
「地元の中には生活のために原発再稼働を選んだ人もいる。(反対を)いうのは簡単だ」
「プラカードを持っていた人もいたけど、反対の声が伝わっているのかは疑問だ」
と冷静な見方もあった。
抗議行動については野田佳彦首相も察知しているようだ。朝日新聞によると、首相は25日の衆院消費増税関連特別委員会で「毎週金曜日、官邸周辺でデモが行われ、シュプレヒコールもよく聞こえている」と述べている。29日19時ごろには、官邸から隣の公邸に移動するときに抗議行動の声を耳にし、警護の警官に「大きな声だね」と漏らしたという。
関電大飯原発3号機は7月1日午後9時にも、経済産業省の牧野聖修副大臣の立ち会いのもとで制御棒の引き抜き作業を開始し、原子炉を再起動。2日早朝には核分裂が連鎖的に持続する臨界に到達。順調なら4日に送電を始め、8日にもフル稼働に入る。
約1か月間の調整運転を経て、8月4日から営業運転を始める予定だ。