社長が事務所で自殺?病死? イエローキャブで何が起きているのか

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   芸能事務所、イエローキャブの社長が事務所で死亡しているのが発見された。同社は小池栄子さんらが所属し、「巨乳」グラビアアイドルブームで一時代を築いたが、最近は経営状態がかんばしくなかったという報道が出ている。

   報道によると、2012年6月28日15時過ぎ、東京、南青山の事務所トイレで倒れている帯刀(おびなた)孝則社長をスタッフが発見、病院に搬送されたが死亡が確認された。

90年代には「巨乳」ブームを巻き起こす

   自殺の可能性が高いと報じられているが、事務所広報はJ-CASTニュースの取材に対し「自殺ではなく、死因は心筋梗塞」としている。

   イエローキャブは1980年に設立。社長の野田義治氏のもと、雛形あきこさんや山田まりやさん、MEGUMIさんら人気グラビアアイドルを抱え、90年代には「巨乳」ブームを巻き起こした。

   しかし、04年に経営を巡るトラブルで野田氏が辞めてしまい、雛形さんら主要タレントの多くが、野田氏が新たに設立したサンズエンタテインメントに移籍してしまう。帯刀社長は06年に就任。現在イエローキャブのサイトでは小池栄子さんら14人が所属していることが確認できる。

   帯刀社長は亡くなった日も通常通り出勤していたといい、社員も「特にトラブルなどは把握していない」と話したという。自殺の理由や、そもそも自殺だったのかなど、不明な点は多い。しかし少なくともここ数年の経営状況は決して良くなかったようだ。

   民間の信用調査機関によると、2008年(1月期)には5億8200万円あった売上げが、2012年(同)では2億9000万円にまで下落。2011年(同)、2012年(同)とここ数年は黒字だったが、2009年(同)には約2億円の赤字を計上している。

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