人気子役の谷花音さん(8)と小林星蘭さん(7)が「すたーふらわー」というユニットを結成し、2012年8月1日にシングル「年下の男の子」でデビューする。
ミュージックビデオは2人がギャル風ファッションに身を包むなど大人びた仕上がりになっているが、「かわいい」という声、「子ども使って稼ぐなんて…」という声など賛否両論が出ている。
「子役ブーム」の中心にいる2人
谷さんと小林さんはともに小学2年生で、芸能事務所「テアトルアカデミー」の劇団コスモス児童部に所属している。谷さんは2010年から放送されているNECのCM、小林さんは09年放送のカルピスのCMに出演し、それぞれ注目を集めた。11年にはテレビドラマ「名前をなくした女神」(フジテレビ系)に2人揃って出演し、一躍知名度が上がった。現在はドラマやCMのほか、「仲良しの子役2人組」としてバラエティー番組に出演することもあり、「子役ブーム」の中心にいる2人といえる。
そんな2人が「年下の男の子」でデビューする。この曲はアイドルグループ「キャンディーズ」が1975年にリリースしたシングルで、オリコンで初めてベスト10にランクインした。キャンディーズの名を一躍有名にしたヒット曲だ。
ミュージックビデオは、2人が大きなサングラスとカラフルなワンピースというギャル風のファッションに身を包み、ペロペロキャンディーをなめながら歩いている。すると年下の男の子2人組が向かい側からやってくる。2人はサングラスを外して品定めするような目で男の子を見つめ、頬をおおったり、顔の前で手を組んだりしてときめいている―そんなストーリーだ。
「子役で儲けようとする」業界への苦言も
このミュージックビデオが公開されると、インターネット上では「めっちゃ可愛かった」「可愛すぎるっ!癒される♪」など「可愛い」という意見も多く見られるが、
「子供を使って金稼ごうって大人が沢山いるのはいかがなものか・・・コイツらの将来の為にならないだろーに」
「大人の金儲けにされてるのが見え見えで阿呆らしいよ」
「ガキに稼がせようって心根が気に食わない。たった10年そこらしかないんだ、自由に遊ばせてやれよクソ共が」
など、「子役で儲けようとする」業界への苦言が相次いでいる。
中には「すたーふらわーかわええええこれはロリ得!!!!せーらんちゃん可愛すぎるううう!!!!!幼女!幼女!!!」「日本にまた変態が増えちゃうよ。ボクはロリコンではないと思ってたけどこれは流石にムラムラする」「どんだけロリコン向けなんですか」などのきわどい書き込みや、「小学2年生の年下の男の子って」「0歳~7歳向けシングルw」という突っ込みもあった。
子役のCDデビューは、芦田愛菜さんと鈴木福さんのユニット「薫と友樹、たまにムック。」の「マル・マル・モリ・モリ!」が記憶に新しい。曲に合わせて踊る「マルモリ体操」が話題になり、オリコン週間チャートで初登場3位を記録するなど大人気を博した。
今は批判の声も強い「すたーふらわー」だが、「マルモリ」に続いて人気を集められるのか要注目だ。