「アンペアを下げると混乱のもと」と東京電力
ネットではアンペアを下げることに関して議論が起こっていて、基本料金が下がり、結果的に節電にもつながるわけだから電力会社との契約を変更すべきだという声もあるが、
「アンペアを下げると生活に支障が出るのではないか」
という声が意外に多い。
30アンペアで契約しているが、トースターやヘアードライヤーを使うとブレーカーが落ちてしまう、と訴える人もいる。また、10アンペア下げても月に200円程度基本料金が下がるだけ、とする人もいる。
ちなみに、30アンペア契約の場合一度にどれくらいの家電が使用できるかについて、東京電力のホームページにある「わが家のアンペアチェック」で目安を調べてみると、エアコン、テレビ、冷蔵庫、電子レンジそれぞれ1台ずつ使用すると26.2アンペアだった。
東京電力に話を聞くと、今年4月、5月にアンペアを変更した家庭は特に増えておらず、
「アンペアを下げて節電、節約をしようという家庭もあるとは思いますが、ブレーカーがすぐに落ちるなどの混乱が出る可能性が高いことを説明しています」
ということだった。