「米米」石井竜也が壮絶な過去を告白 借金10億、自殺未遂から立ち直ったきっかけ

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父親からの電話「お前はたぶん今人を恨んでるだろう」

   人間不信に陥り、仕事のために家から出ようと思っても過呼吸になってしまう。家では窓を閉め切り、「もうおかしくなりそうだった」と振り返る。そして、「俺、いない方がいいかも知れない」と思い詰めてしまい、「自殺未遂を2回ぐらいやっていますね」「刃物見るとやばいんですよ、死ぬこと考えるんですよ」。

   そんな石井さんを救ったのが、3年前に亡くなった父親だった。元々あまり喋るタイプではなかったが、ある日突然電話をしてきて、

「お前はたぶん今人を恨んでるだろう。お前は今夢を売って、夢を作ってきたんじゃないか。人を恨んだり憎んだりして良い作品ができるか? そういう作品はお父さんはみたくない。自分がやってきたことを信じなさい。(中略)金なんてものは結局心がないものだろ?
   そんな心のないものにお前は命を預けちゃうのか。こんなくだらないものに命を預けるなんて、お前はそこまで馬鹿じゃないよな」

と、たんたんと語ったという。

   この言葉で「死ねない」と思い、それからは必死の思いでコンサートをした。「いいじゃないか、借金があっても。多少あった方ががんばれるわちょっとベクトルを変えただけで、人っていうのはこんなに強くなれる」と話した。米米CLUBは2006年に再結成され、2012年春にも全国ツアーを行っている。

   石井さんは2011年にもイベントで、「負債を抱えて自殺寸前までいった」と語っていた。今回の告白はツイッターを中心に話題になり、「石井竜也さんのお父さんの言葉、ものすっごく感動した」「映画不発の裏でそんな事があったとは…」といった声が出ていた。

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