マツダのロータリーエンジンに脚光 電気自動車でサバイバル

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補助エンジンで走行距離を伸ばす

   アウディはロータリーエンジンを補助的な発電機に用いることを「レンジエクステンダー」、つまり走行距離を伸ばすための装置と呼んでいる。この発想はマツダと同じだ。現在のEVは1回の充電で走ることができる距離が限られるが、補助エンジンで発電できれば、走行距離を伸ばすことができる。

   アウディによると、搭載するロータリーエンジンは254ccと小型で、5000回転で15KW(20ps)を発生する。A1 e-tronは電気モーターのみで50キロの走行が可能。ロータリーエンジンを使って充電すれば、最大250キロまで伸びるという。言うまでもなく、ロータリーエンジンは、レシプロエンジンのようにピストンの往復運動ではなく、ローターの回転運動によって動力を取り出すため、一定の回転数を保ちながら発電機を回すには都合がよい。燃費がレシプロエンジンに比べて劣ったとしても、補助発電機としては軽量コンパクトで高出力、静かという、ロータリーエンジンのメリットの方が大きいのだろう。

   アウディの市販は未定だが、ロータリーエンジンが姿を変え、日欧でEVの補助エンジンとして登場する日は、そう遠くはなさそうだ。

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