大阪市の橋下徹市長が2012年6月22日に更新したツイッターで、かつて同じ番組に出演していた住田裕子弁護士を「最悪」などと批判を強めている。
橋下氏は、住田弁護士との情報番組でのやり取りが、よっぽど気にくわなかったらしく、「具体論で主張してこない自称インテリ群」とバッサリ。「ヒステリック」「典型的な小金稼ぎのコメンテーター」と、言葉をきわめてののしっているのだ。
池田信夫氏や大阪市立大の朴教授は高く評価
橋下氏がやり玉にあげているのが、2012年6月21日に出演した関西ローカルの報道番組「かんさい情報ネット ten!」(読売テレビ)でのやり取りで、15回にわたって連続ツイートしている。橋下氏は、一緒に番組コメンテーターとして出演していた大阪市立大学の朴一(パク・イル)教授や経済学者の池田信夫氏とのやり取りについては、
「本質的な問題点を具体的に指摘する。ゆえにこちらも具体論で反論できるし納得できるところは良となる」
と高く評価する一方、かつて「行列の出来る法律相談所」(日本テレビ)で共演していた住田弁護士については「最悪」と断じた。
具体的には、住田弁護士が、いわゆる日の丸・君が代の起立問題などについて、「表層的に人権侵害とだけ主張」し、橋下市長のことを「労働法制が分かっていない、ブレーンがいない」などと批判したという。
「自称インテリ」は反論にヒステリックに反応?
これに対して橋下市長は、
「あなたは行政のことを現場のことを何も分かっていない」
などと反論。橋下市長によると、「自称インテリ層」は、このような反論にはヒステリックに反応しがちで、「住田弁護士もその通りの反応」だったそうだ。
また、住田弁護士はフリップを見て、
「橋下さんは中小企業対策を何も考えていない。私のところにたくさんそのような声が来る」
などと批判したといい、これに対して橋下市長は
「弁護士なんかに来る声は極一部。僕のところにも大量の声は来ていますよ。色んな声がある中で決定をしていかなければならないのがトップの役割」
と反論。
「なぜそのような事態になったのか、何が問題なのかを具体的に指摘するだけの事前の勉強は何もしていない。典型的な小金稼ぎのコメンテーター」
とも切り捨てた。
橋下市長も住田弁護士も、「行列の出来る法律相談所」で弁護士としての知名度を上げた事は有名だ。橋下市長は03年から07年、住田弁護士は00年から11年にかけて出演していた。