「受動喫煙を減らす環境づくり」に一石
喫煙者は年々減っている。日本たばこ産業(JT)の「2011年全国たばこ喫煙者率調査」によると、成人男性の平均喫煙率は33.7%(前年比2.9%減)。これは、1965年以降のピーク時(1966年)の83.7%と比較すると、43年間で50ポイント減少したことになる。これに対し、成人女性の平均喫煙率は10.6%(前年比1.5%減)だ。
そういった中で、2010年10月からのタバコ増税以降、喫煙者数は激減。さすがに1箱110円の値上げの影響は大きかったようで、JTの調べでは11年8月時点の喫煙者人口は2279万人で、前年に比べて216万人も減った。
ゼネラルファンデックスは「喫煙者のためというよりも、受動喫煙させない環境をつくりたいと考えました。喫煙者をただ締め出してマナーが悪くなるのであれば、受動喫煙の被害は減らないでしょう。それであれば、と場所を設けました」と語る。