日本では、1日100人ほども通院
この告白は、どこまで本当か分からないが、耐え難い痛みであることは確からしい。
朝日新聞の2012年4月3日付記事で、大阪市にある富永病院の竹島多賀夫頭痛センター長が「左右どちらかの目の奥がナイフでえぐられるような痛み」と解説している。
それによると、数か月続く群発期には、1回1~2時間の痛みが毎日1~2回起きることが多い。お産や尿路結石よりも痛いとの声があり、若い男性に多く、最近は女性にも増えているという。原因はまだ解明されておらず、治療薬の自己注射や純酸素吸入などで治療する。
ほかの記事によると、アルコールなどによっても誘発される可能性があるそうだ。ハリポタ役のラドクリフさんは、一時アルコール依存症になったとも報じられており、群発頭痛と関係していた可能性はあるかもしれない。
厚労省の保健統計室によると、08年の頭痛の推計患者数のうち、群発頭痛症候群だったのは、わずか1%だった。偏頭痛と緊張性頭痛でその大半を占めている。しかし、1日だけで群発頭痛の患者が100人ほども通院していたことが分かったといい、ごくまれな病気だとも言えないようだ。