AKB研究生、公演1回のギャラ5000円 「多くはないが良心的な金額」?

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   AKB48の研究生の公演1回当たりのギャラが5000円だということが明らかになった。芸能界では、研究生はノーギャラのことも珍しくないため「意外と高い」などと話題を呼んでいる。

   総合プロデューサーの秋元康氏が2012年6月に出演したトーク番組「みんな子どもだった」(BS-TBS)の中で語った。

「お小遣い程度、5000円とか言ってたような気がする」

   秋葉原の劇場の公演チケットは現在3000円。定員は250人なので、1回で75万円の収入があるが、それでも「多分赤字」なのだという。

   劇場では連日2時間ほどの公演が行われていて、秋元氏によると何パターンもあるうちの一つの公演を作り上げるのには「何千万円」もかかる。スタッフも百人ぐらいが関わっているほか、衣装も、25人くらいの衣装を1人当たり7~8着作らなければいけない。1曲歌を作るのにも100万~130万円かかっていて、1公演16曲で2000万円ほどかかっている。

   そしてもちろん、メンバー一人一人にギャラが出ている。メンバーによって差はあるが、「研究生はお小遣い程度、5000円とか言ってたような気がする」と話した。

   研究生とはAKBオーディション合格後、正規メンバー昇格を目指すまでの見習い期間のような制度。公演では正規メンバーのバックダンサーを努めたりするほか、研究生だけのイベントに出演したりする。ドラマやバラエティなどに出演して、最近話題になった光宗薫さんも一応まだ研究生という扱いだ。

「一応世間並みの扱いをしているということ」

   研究生の多くはAKBを運営しているAKSという芸能事務所に所属している。秋元氏がここで言っている5000円というのは、恐らくメンバー本人に直接支払われている金額のことだろう。

   芸能評論家の肥留間正明氏は「研究生に5000円というのは、多くはないけど良心的な金額」と語る。芸能事務所の中には研究生に給料を払わないどころか、レッスン料という名目でお金を取るところもたくさんある。劇団などでは、公演のチケット販売ノルマを課せられて、結局持ち出しになる団員もいる。

「そういうひどいところと比較すれば、一応世間並みの扱いをしているということなのでしょう。ただ、AKBは被災地に何億円も寄付するぐらい儲けているのだから、もっと払ってもいい気がしますけどね」

   ネットでは以前からAKBに対して「ブラック企業みたい」といった声が出ていたが、研究生のギャラ5000円については、2ちゃんねるなどに「ギャラが出るだけ奇跡だぞ」「AKB学校みたいなの作ってレッスン料とってないだけ良心的 むしろ研究生扱いでもらいすぎだわ」といった書き込みが寄せられていた。

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