JAL出資のジェットスター・ジャパン 2013年度に台湾就航か

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顧客層の住み分けで「パイを拡大したい」

   ジェットスターは、オーストラリアのカンタス航空の100%子会社として04年に創業。「フルサービスキャリア」「レガシーキャリア」と呼ばれる既存の航空会社がLCCを設立したケースで、親会社と子会社の両方が黒字を達成している世界的にも珍しいケースだ。この背景には、カンタスがビジネス客、ジェットスターがレジャー客をターゲットにしたため、「共食い現象」(カニバリゼーション)を最小限に抑えられたことにある。この経験をもとに、鈴木社長は

「ジェットスターの参入で航空産業を刺激し、乗客を増やしたい。パイの一部を狙うだけではなく、パイを拡大したい」

と、JALとの住み分けは可能だとの見方を示した。

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