信金中央金庫と信金キャピタルが共同出資した復興支援ファンド「しんきんの絆」は、東日本大震災後も手書きの壁新聞の発行を続けた石巻日日新聞や、笹かまぼこで知られる髙政、船舶整備のフジタ工業、燃料小売り販売の丸光商事の4社に投資することを決めた。2012年6月15日に信金中金が発表した。
投資額は公表していないが、いずれも数千万~1億円。資本に近い性格をもつ、返済順位が低い「劣後ローン」として融資する。石巻日日新聞と高政は、宮城県の石巻信用金庫の取引先。フジタ工業は気仙沼信用金庫、丸光商事は岩手県の宮古信用金庫の取引先にあたる。