蚊取り線香も平年よりも10%アップ
うちわの「お供」といえば、蚊取り線香。「キンチョウ」の蚊取り線香で有名な大日本除虫菊(大阪府)によると、蚊取り線香(電子マット型を含む)の2011年の売上げは市場全体で、前年よりも約10%アップした。
すでに2012年も量産態勢に入っており、「昨年並みを準備している」(大日本除虫菊)と話す。
蚊取り線香は電気式のマットタイプなどが登場してはいるが、同社でいまでも一番売れているのが、昔からの緑色の渦巻き型のタイプという。6月に入って、気温が高い日が続くようになって売れ出し、「滑り出しは好調です」と話す。
気象庁によると、今夏は西日本を中心に平年より暑くなるとのこと。すでに6月7日には最高気温30.1度の真夏日を記録した。
スーパーの開店時間も朝早く(7時)から開店するようになって、涼しい時間帯から働いて電力ピークをずらす「努力」がはじまった。昔の生活スタイルに戻って、夏を乗り切ろうということかもしれない。