カード番号の入力で「登録」されるサイトもある
一方、クレジットカード会社からの請求書は利用後しばらくして届く。親にしてみたら、突然身に覚えのない、高額な請求書を突きつけられるのだから愕然とするだろう。
国民生活センターでは2012年2月に、「いつの間に?子どもがカード決済でゲームのアイテム購入!」というリーフレットを作成して注意を呼びかけていた。
そこにある事例によると、ある男性のケースではオンラインゲームのアイテムの購入を子どもにねだられ、「今回だけなら」と親がクレジットカード番号を入力したところ、そのままゲームサイトにカード番号が登録されたため、その後も繰り返し使用でき、子どもがアイテムを買い続けて高額な請求を受けた。
親がネット上での買い物に利用するために決済サービスにクレジットカード番号を登録しておいたところ、子どもがパスワードを推測するなどして勝手にゲームのアイテムを買っていた、というケースもあった。
クレジットカードのネット決済は、親も利用する前に仕組みをよく理解し、慎重に行う必要があるというわけだ。