「自分がやりたいことがわからなくなる」
NPO法人のPOSSEによると、就活生が抱えている不安の大きな原因の一つには、「採用」や「不採用」の理由がわからないまま、次ぎ次ぎに企業を回り、それでも就職先が見つからないことへの焦りと、「就職が決まっても内定が取り消されるのではないか」といった不安にかられることにあるようだ。
勢い、「自分はこれからどうなるのだろうか。留年するのか、非正規雇用で職を転々とするのか、といった不安」も出てくる。「内定をもらうことに一生懸命になってしまい、自分のやりたいことがわからなくなってしまった」という学生もいる。
POSSEではこのほかにも、学生にかかる負担として、就活にかかる交通費の捻出や授業日数の調整など、心労は小さくない、とみている。
一方、リクルートの調査によると、2013年春卒業予定で就職を希望する大学生の5月1日時点の内定率は30.9%という。4月からは、17.4%増えた。