「経営は大きくは変わらないはず」とNTTドコモ広報
ネットには
「社長の好きにできなくなった。ハロ推し終了」
「AKB関連のCDばかりが置かれ、ハロプロは店の片隅に3枚ぐらいしか置かれなくなるんだな」
「店内にAKBの200人分の等身大POP並びます」
といった書き込みが出た。一方で、大人気の「AKB」関連商品が充実し、イベントに活用するとなれば、タワレコの業績が一気にアップするだろうと考えている人もいる。
ドコモに今回のタワレコ子会社化について聞いたみたところ、ドコモは15年までの中期計画を続行中で、本業の電話・通信以外の分野、物販、金融、医療などで収益1兆円の事業計画を立てている。今回のタワレコの子会社化もその一環だ、と説明した。タワレコの子会社化で一番期待できるシナジー効果はCDやDVDなどのネット販売。「音楽不況」などと言われて久しいが、ネット通販「楽天」や「アマゾン」を見ても、こうしたパッケージの販売は伸びている。タワレコを子会社化することで、ネットを使った物販を強化するとともに、新たな販売促進手法などを考えていきたい、と同社広報は説明した。
経営が大きく変わるのかどうかにについては、これまでも筆頭株主だったため役員を送り込み経営に参加していることで「それほど大きくは変わらないだろう」としている。ドコモの顔が「AKB48」のため、タワレコの店舗の品揃えやイベントに「AKB」を積極登用していくのかについては
「まだお話できることはありません」
ということだった。タワーレコードは現在、全国に91店舗展開していて、12年2月決算時の売り上げは558億円。