朝日新聞は「紙面で報じた通りです」と回答
松井さんの投稿に対し、ファンからは「信じる信じないは自由だけど、信じてる人は100%師匠(松井さんの呼称)のファンではない。社会現象になっている現状を記者は、面白おかしく書いているだけで、何の根拠も説得力も無いことは、すぐにわかる」「朝日新聞のことか?一人で53万円を使って2700票は考えにくい!単純計算で一票200円以下だ。まず考えられない!」など、記事ではなく松井さんを信じる、という応援コメントが多数寄せられた。また2ちゃんねるでは、朝日新聞の誤報から生まれたネットスラング「アサヒる」を取り上げ、「またアサヒったか」などと書き込まれた。ちなみに今回オークションでの1票の相場は1000円ぐらいだった。
アイドルファンを自称し、自身のラジオ番組「JUNK 山里亮太の不毛な議論」(TBSラジオ)でも松井さんをゲストに招くなどしていた南海キャンディーズの山里亮太さんは6月8日にツイッターで、
「たった一つの嘘で人の努力が無駄になってしまう、人の気持ちが無駄になってしまう… AKB48の松井咲子さんの総選挙に関する記事を読んだ。うちのラジオでも大人気で、リスナー皆で応援してました。こういう時は悪い話を信じてしまいがちですが、どうか本人の言葉を信じてあげて欲しいです」
とツイートしている。
松井さんはこれらのコメントを受けて、8日朝に更新したブログで「みなさんが予想以上に優しくてあたたかくて、信じてくれる人が少しでもいるなら、それでいいのかなんて思いました」と書いている。
どのような形でファンに取材したのか、松井さんが発言していないとわかった場合、謝罪や訂正などの対応は取るのかなど朝日新聞社に6月8日に問い合わせたところ、12日に「お尋ねの件は、紙面で報じた通りです」とだけ返答を得た。
AKB48を運営するAKSは、松井さんから事の次第について話は聞いているが、朝日新聞に対し抗議などの対応を取るか取らないかは全くの未定だという。