制作会社に吉本資本半分は誤解?
さらに、片山さつき氏は、2012年6月7日のツイートで、ミヤネ屋の制作会社に吉本の資本が入っているとする2ちゃんの書き込みを受けたような発言をした。「当事者である会社の資本が入っている制作会社の作った番組ミヤネ屋、スッキリ他は中立性を持たず、そのことを表示もせずに、一般的な意見を装って世論誘導をしようとした」と訴えたのだ。
そこで、2ちゃんでミヤネ屋の制作会社と名指しされたワイズビジョンに取材すると、総務担当者が「番組を制作しているというのは、事実無根です」と困惑げに話した。あくまで読売テレビが制作する番組で、数十人いる番組スタッフのうち、2人を派遣しているだけだという。
出演した弁護士に在日朝鮮人の生活保護問題に関わっているのかどうかなどを取材しようとしたが、外出中などとして話を聞けなかった。
BPOの広報担当者は、片山氏からミヤネ屋の話を聞いていないとし、発言については、「コメントする立場にはありません」と言っている。
片山氏の発言を巡っては、ツイッターで「生活保護 バンバン ガンガンやってください」などと励ます声も多い一方で、「客観性を欠いてます」「何が問題なんですか?」との疑問も出ている。片山氏が所属するスペクター・コミュニケーションズに取材すると、片山氏は多忙ですぐには対応できないとのことだった。