三重大学の男性助教(32)が、思いを寄せている女子大学院生(26)と男子大学院生(24)が親しくしているのに嫉妬し、2人の乗用車のタイヤを鋭利な刃物でパンクさせ、器物損壊の疑いで逮捕された。
この助教と女子大学院生は同じ研究科で、助教は指導する立場にあった。助教は「嫉妬心からやってしまった」と供述しているという。
「事実ならば厳正に対処したい」と三重大学
三重県警津署と報道によれば、犯行があったのは2011年11月24日から26日にかけて。女子大学院生の車は大学構内で、男子大学院生の車は津市のアパート駐車場で、後輪を鋭利な刃物でパンクさせられた。津署によれば、12年5月下旬に被害届が出され、助教を6月6日に逮捕した。被害にあった2人は12年3月で卒業している。
「助教の余罪については捜査中だが、パンク魔みたいなことをしていた可能性は少ない」
と話している。
助教は三重大学大学院医学系研究科に勤務。三重大学は、
「現在は警察の捜査の推移を見守っている段階で、事実ならば厳正に対処したい」
と説明した。