「絶対やってはいけないプレー。完全なルール違反」
試合前の練習で相手チームの放ったボールが当たって負傷、というのはスポーツ界全体を見ても珍しい。7日朝放送の情報番組「あさズバ!!」(TBS系)でも取り上げられた。
司会のみのもんたさんは「あり得ないことが起きたよ」と驚く。練習時の映像も紹介された。中国選手がジャンプしてスパイクを打つのだが、そのボールはまっすぐではなく、右斜めに跳び、宇佐美選手の顔面を直撃している。確かに、普通なら想定できない事態だ。
番組に解説者として登場した全日本女子バレー、前監督の柳本昌一氏も「初めてですね。我々も見てて」と語る。中国選手の動きは「絶対やってはいけないプレー」だとし、
「お互いが合意の上で、まっすぐに打つということで、コートを半分ずつ使っている。ここまで言っちゃいけないと思うんですけど、意識して狙っていると言ってもいいぐらい。完全なルール違反ですね」
と話した。
ツイッターでも同様で、「わざとだろ…ストレートに打つ練習でどうやればプロレベルの選手が打ち損なってクロスに出るんだよ」「中国ひどすぎるwあれ絶対狙っとるやろ!」といった声が挙がっていた。
中国のスポーツマンシップと言えば、サッカーの代表チームの国際試合でのラフプレーの多い「カンフーサッカー」などを思い浮かべてしまう。元々イメージが良くないことも、疑惑に拍車をかけてしまっているようだ。
宇佐美選手はその後、病院で顔面打撲による右目の内出血と診断された。7日のオーストラリア戦には出場する見込み。