菊地容疑者の偽名「千鶴子」の不可解 「智津夫」を意識していたのか?

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   オウム真理教の元信者、菊地直子容疑者が2012年6月3日に逮捕され、次第に逃亡の足取りがわかってきた。

   容疑者が逃亡中に使っていた偽名は「櫻井千鶴子(さくらい・ちづこ)」だ。これが元教団代表の麻原彰晃死刑囚の本名「松本智津夫(まつもと・ちづお)」を連想させる、と見る向きがある。「もう信仰心はない」と供述している菊地容疑者だが、まだ洗脳は解けていなかったのだろうか。

「信仰心ないなら名前聞くのもイヤなはず」

   2012年6月5日放送の「みのもんたの朝ズバッ!」(TBS系)では、菊地容疑者の17年間の逃亡生活の足取りを詳しく解説した。菊地容疑者はこの何年か、介護サービスに従事し、「櫻井千鶴子」という偽名で月収13~14万円を稼いでいた。

   ここで思い出すのが、オウム真理教の元幹部・平田信被告をかくまったとして今年1月に逮捕された元信者の斎藤明美被告のことだ。彼女は、「吉川祥子(よしかわ・しょうこ)」という偽名を使っていた。

   「千鶴子」と「祥子」。これらの名前は、松本智津夫、麻原彰晃から取ったのでは?といぶかしむ声がある。

   菊地容疑者、平田被告、斎藤被告ともに「もうオウムは信じていない」と供述しているが、それならば教祖を彷彿とさせるような名前を名乗るだろうか。朝ズバッ!では東京工業大学の影山任佐教授からの、「本当に信じていないのなら名前を聞くことすらイヤだろう。この偽名を使うことはまだ完全には信仰心がなくなっていないのでは?」というコメントを紹介した。

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