マツダとフィアットが共同開発 次期スポーツカー「相乗効果」に期待高まる

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「世界一」の記録を更新してきた実績

   マツダロードスターは、1989年に「ユーノス・ロードスター」として初代モデルがデビュー。欧州では同年にドイツのBMWが2人乗りの小型オープンスポーツカー「Z1」を発売。1990年代から2000年代にかけ、英国のMG、イタリアのフィアットバルケッタなど、マツダロードスターの影響を受けた2人乗りの小型オープンスポーツカーが次々と誕生した。

   しかし、フィアットバルケッタはじめ世界のライバルの多くはスポーツカー市場の縮小とともに撤退した。その中で、ロードスターは「2人乗り小型オープンスポーツカー」の生産累計が「世界一」の記録を更新し続け、英ギネスブックに認定されるなど、マツダはニッチなスポーツカー市場ながら世界中にコアなファンを確保し、少量生産を粘り強く続けてきた。

   フィアットは、かつてのX1/9からバルケッタに続く小型オープンスポーツカーの系譜があり、アルファロメオにはアルファロメオスパイダーという長い伝統を誇る小型オープンモデルが存在する。欧州の名門メーカーとマツダの提携は、スポーツカーの開発・生産にとどまらず、今回の成果しだいでは将来的な資本提携関係に発展する可能性もある。

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