NHK秋田のニュースで「セブンイレブン」連呼 普通はだめなのに、企業名OKになる理由とは

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   コンビニエンスストアの「セブンイレブン」が2012年5月31日、秋田県に初出店した。県のテレビや新聞はこれを「快挙」として大々的に報じ、ネットでも「駐車場が満車で店に入れない」などとその盛況の実況が行われた。

   NHK秋田放送局もニュースで「セブンイレブン」の名前を連呼し、来店客へのインタビューも行うという熱の入れようだった。ただ、NHKは特定の企業名や商品名を明示しないのが普通だが、こうした場合はOKらしい。

「秋田の大都会化が始まったな」

   NHK秋田放送局によれば、「セブンイレブン」開店のニュースは昼と夕方に2回放送した。内容は、

「コンビニエンスストア最大手のセブン-イレブンが横手市と美郷町に新たに店舗を設け、秋田県内での営業をスタートさせました。開店したのはセブン-イレブンの横手市と美郷町の3つの店舗です。このうち横手市の国道13号沿いの店では午前7時の開店とともに、地元の人たちがさっそく弁当などを買い求めていました」

というもので、客が押し寄せる店内と、客へのインタビュー、そしてセブンーイレブン・ジャパンの三谷庸常務の、

「買い物に不自由するお客様に配慮した店を作りたい」

とのコメントも紹介した。

   また、県内にはコンビニが約340店舗あり、セブンイレブンは今後3年で100店の出店を予定しているため、県内のコンビニ競争が激化しそうだと解説している。

   ネットでは秋田へのセブンイレブン初出店がことのほか話題になっていて、「秋田の大都会化が始まったな」と喜ぶ人や、四国4県にはまだ1店舗もないとして、「早く愛媛への出店のご検討を!!!」などと懇願する書き込みもネットの掲示板やブログに出ている。

   地元では実況中継をネットで始める人もいて、

「横手のセブンにいるが駐車場満車の店内は夕方なのに人でごった返してるぞwww」
「レジ待ちの行列が店内の中央部分まで続いていて、去年の東日本大震災以来の行列にさらに引いたww」

などと報告していた。

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