AKB前田敦子は、給料もらいすぎ?
しかし、未唯mieさんは、「まったくならなかったですね」と平然と答えた。ちなみに、所属事務所は、mieさんがソロデビューしてから半年後に倒産している。
ピンク・レディーの給料は、当時としても本当に安かったのか。
事情をよく知るある芸能プロの元幹部は、こう言う。
「確かに、安いですよね。投資に熱を入れるなど事務所が事務所だったこともありますが、あの時代のタレントは、みんな給料が安かった。事務所から見れば、給与制が一番もうかるんですよ。とはいえ、1年目が安いのは仕方ないとしても、2、3年目はもっと上げるべきでしたね」
月給を3、4倍にしてもおかしくないという。現在なら、3ケタのレベルということになる。年収なら、数千万円だ。
mieさんの給与がその後飛躍的に増えたのは、交渉術を身に付けるようになったのと、タレントが権利を主張するようになって芸能界の待遇が改善されたことが考えられるとしている。
現在のアイドルでみると、AKB48のメンバーは、事務所によってバラバラなものの、2ケタの月給はもらっているはずだといい、前田敦子さん(20)や大島優子さん(23)クラスなら3ケタに届いているとみる。
ただ、歌や踊りのレベルは、ピンク・レディーの方がずっと上だという。オーディションもわざわざ地味な服を選んで審査員にアピールするなど、苦労して芸を磨いているからだ。
「AKBの場合は、数でカバーしているだけですからね。1人では満足に踊れず、踊りのフリをするぐらいのレベルですよ」
もちろん、ピンク・レディーとAKBでは芸能グループとしてのコンセプトが異なるので、同列の比較はできない。ただ、メンバーの歌や踊りの力量という面から見た場合、今の一部のAKBメンバーは恵まれているということになるのかもしれない。