河本、梶原の母親生活保護問題 問われているのは芸人のモラルだ

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   お笑いコンビ、次長課長の河本準一さんに続いて、キングコングの梶原雄太さん(31)の母親(63)も生活保護を受給していた。いずれも福祉事務所と相談の上決めたもので、法律上は問題ないとされている。が、多額の収入がありながら、福祉に頼るのは好もしいことなのか。ネットなどでは「芸人は社会常識、モラルが欠如している」といった声も出ている。

   これまでの報道をまとめると、梶原さんの母親は祖母の介護をしながら弁当屋で働いていたが、会社が倒産。足を骨折して働けなくなり2011年3月から合計約140万円の生活保護を受給してきた。

「福祉事務所が勧めてくれたことに疑問を持たなかった」

   母親は2002年に梶原さんが2千数百万円で購入した大阪市のマンションに居住。梶原さんが月40数万円のローンと共益費を負担していて、ローンが完済する2012年8月に生活保護を打ち切る予定だった。

   本来は生活保護ではなく、扶養義務者である梶原さんが扶養するべきだが、梶原さんは「生活費が赤字の時もあり、福祉事務所が勧めてくれたことに疑問を持たなかった」とし、それ以上の支援は難しかったとしている。

   マンションを元手に生活費を捻出するべきだったのか、といった議論も出ているが、梶原さんの所属する吉本興業は「生活保護受給の手続きには何らの瑕疵もなく、また、梶原としても母親への精一杯の援助を続けているなかでのやむを得ない経緯があったものと考えております」と全く問題なし、との立場だ。

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