「翼はないけれど、会いに来たよ」
すぎたさんのミニコンサートは、ギターの弾き語りによるルイ・アームストロングの"What a wonderful world(この素晴らしき世界)"に始まり、幅広い年代に愛される『朧月夜』や『故郷』などの曲に続き、すぎたさんのオリジナルソングを披露。最後には『翼がなくても』の楽譜を配り、仮設住民の皆さんと一緒に合唱しました。
これまで仮設では生演奏を聴く機会がなかった住民の皆さんは、すぎたさんが歌い出すと、身体でリズムをとったり口ずさんだりして、終始楽しそうでした。『翼はなくても』を合唱する際は、覚えやすいメロディということもあり、「翼などないけれど会いに来たよ とどけたい 一輪の花を君に」という歌詞を、皆さん楽しそうに歌っていました。演奏終了後も、「良かったねぇ」「もっと聞きたい」とアンコールも出るほどでした。すぎたさんも、「音響設備がない中、僕の生の声を、ギターの音を、しっかり聴こうとしてくださっている皆さんの心が伝わってきました。今日初めて聞くこの歌を、ニコニコしながら唄っている皆さんの顔をみて、来て良かったとあらためて感じました」。