「扶養義務を果たさないのは道義的に問題では」
5月29日放送の「ひるおび!」(TBS系)ではこの問題について大きく取り上げた。経済ジャーナリストの荻原博子氏は「お母さんにマンションを買ってあげてそのローンなど月40~50万円払っていたというので、梶原さんがお母さんに対して何かできなかったという状況ではないと思う。そのマンションを担保にお金を借りてもいいし、とりあえず繰り上げ返済をして、今までマンションなどに払っていた40~50万円をお母さんに仕送りしてあげればお母さんも十分豊かな生活ができるのではないか」、国際弁護士の八代英輝氏は「高額かわからないけどマンションに住みながら生活保護を受けるっていうのは社会の目から見てそぐわないですよね」、ジャーナリストの大谷昭宏氏は「社会常識として、40万円のローンを組んでいる一方で家賃がかかってないから、生活保護を受けてもいいんだということは基準から言ってありえない」と話すなど、厳しい論調だった。
梶原さんの母親は本当に生活保護が必要だったのだろうか、また受給を回避する手立てはなかったのだろうか。弁護士の紀藤正樹氏に話を聞いたところ、生活保護は柔軟性がなく、受給者が緊急で援助を必要としている場合は支給しなければならないので、本来は扶養義務者が面倒を見るべきでも親が至急の援助を要していれば支給されるのは責められないとした。その上で、「梶原さんの詳しい資産や収入がわからないので何とも言えないが、扶養義務を果たさず、母親に生活保護を受給させるのは芸能人としては道義的に問題があるのでは」と話した。マンションを売却するなどほかに手があったのでは、という疑問には「価格が下落している可能性があるので売却は難しいかもしれない」とのことだった。