今年も電力不足で暑い夏がやってくる。関連メーカーは節電グッズの量産に励み、ネットでググれば節電商品特集のページのオンパレード。百貨店、量販店なども関連商品のコーナーを構え、熱い商戦を展開している。
男性化粧品も商戦に加わる
小林製薬は発熱の際に額などに貼る冷却シート「熱さまシート」や、冷却ジェルマット「熱さまひんやりジェルマット」、衣類にかけて冷感を持続させるスプレー「シャツクール」など暑さ対策の商品の売り上げを昨年夏よりも3割以上増やす計画だ。すでに工場でフル生産という。
保冷枕「アイスノン」を製造する白元は今年、「どこでもアイスノン首用ジェルシート」やスプレーなど6アイテムを追加してラインアップを拡充。「首用」は襟に隠れるサイズなので目立たずに使えるのが売りだ。冷却シート「デコデコクール」を展開する久光製薬も増産を進めている。
化粧品も新商品が相次ぐ。男性用化粧品のマンダムは、冷たさが1時間以上持続するボディーローション「ギャツビー アイスデオフリーザー」を投入。資生堂も制汗剤「Ag+(エージープラス)」のブランドで、ひんやり感を強めた男性向けの制汗シート「メンズボディーシート」を発売した。