以前のペースで仕事できるか不透明
この問題を追及してきた自民党の片山さつき、世耕弘成両参院議員も、それぞれ会見やツイッターで好意的なコメントをした。「自らの言葉で事情を説明し、『生活保護費を返納する』と語ったことは評価する」(片山氏)「彼の返納表明で『生活保護の前にまずは家族による扶養』という常識が浸透することを期待します」(世耕氏)。
一方で、河本準一さん側は、プライバシーを理由に説明を拒むなどもしており、未だに受給の全容が分からないのも事実だ。例えば、母親以外の親族も生活保護を受給していることについてだ。
こうしたこともあってか、ネット上では、「わかりやすい泣き落とし」「マスゴミも追求が足りない」「オカン以外もおるやろ?まとめて払えや」といった不満も出ている。親族の受給については、週刊誌報道をうたったデマも流されているほどだ。
所属事務所のよしもとクリエイティブ・エージェンシー側は会見で、今後もスケジュールに沿って、準一さんが次長課長のコンビで芸能活動を続けると明かした。竹中功専務は、「お笑いを届ける会社として、精一杯、来週以降も活動を続けていきますので、ぜひとも応援をよろしくお願いします」とも話した。とはいえ、本当に今まで通りのペースで仕事ができるのかは、不透明のままだ。
ステップワゴンのサイトから準一さんの姿を削除した本田技研工業では、復活に慎重な姿勢を示す。広報部では、「現状では、そのままにします。今後については、契約先の吉本と協議して決めたい。会見内容については、コメントを差し控えさせて下さい」と言っている。PRメンバーからも準一さんを外してあるという。
本田は、騒ぎを受けて、「事実関係が明らかになるまで掲載を自粛する」としていた。