音楽プロデューサーの大沢伸一さん(45)が2011年12月に準強姦事件に巻き込まれ逮捕されたが、結局は冤罪で、警察署から正式な謝罪を受けたと公式ホームページで12年5月21日に明かした。
ネットでは、事件があった当時は大々的に報じられたのに、冤罪を報じるマスコミは殆ど無いため、「大沢さんが可愛そうだ」と同情が広がっている。また、沢尻エリカさんの夫の高城剛さん(47)がこの事件に関し「いつかこうなると思った」などと大沢さんと音楽業界を批判していた、とし、「高城は大沢に謝罪しろ!」などといった意見が噴出している。
警察署長、副署長、刑事課長に直に謝ってもらえた
大沢さんはバンド「MONDO GROSSO」のベーシストとして活躍後、音楽プロデューサーとして頭角を現し、安室奈美恵さん、浜崎あゆみさん、布袋寅泰さん、CHEMISTRYなど多数の有名ミュージシャンの楽曲に関わり、DJやミキサーとしても活躍するなどマルチな才能を発揮してきた。
大沢さんは12年5月21日に公式ホームページで「ご報告」と題し
「以前から申し入れをしていた『警察からの謝罪』を、先日正式に頂きました」
と綴った。警察署長、副署長、刑事課長に直に謝ってもらえたのは大変大きな意味があり、エイベックスの松浦社長や支えてくれたファンに対し感謝を述べた。
報道によると、大沢さんは、経営する会社の女性従業員に対し、「取引先の男性の相手をしてほしい。そうしないと会社が潰れる」などと「まくら営業」を命令、都内のホテルで男性とわいせつな行為をさせたという疑いで11年12月14日、野方署に準強姦容疑で逮捕された。この事件はスポーツ紙が大々的に報じ、読売新聞などの一般紙も扱うなど大きな話題となった。
ただし、大沢さんは4日後の18日に処分保留で釈放され、公式ホームページなどで自分は100%無実だと訴えてきた。
ネットでは、これで完全に容疑が晴れたと胸をなでおろす意見が多い。そして怒りの矛先はマスコミと、ハイパーメディアクリエイターの高城剛さんに向かっている。
まず、事件当時はあれだけ大々的に取り上げ大沢さんを悪者にしたくせに、実は冤罪だったということや、今回の大沢さんの報告について殆どのマスコミが触れていないということについて、
「これでは誤解されたままになってしまう」
「メディアがフォローしないと大沢さんがかわいそう過ぎる」
という声が出ている。
大沢さんは音楽業界のルールに従っただけ?
さらに高城さんについても「早く大沢に謝罪しろ!!」などといった書き込みがネットの掲示板などに出ている。
それは高城さんが自身のメールマガジンの12年1月6日付で
「大沢君の件に関して言えば、大なり小なりいつかこのような事になる気がしていました」
などと大沢さんの犯行とみる発言をしていたからだ。音楽業界批判ともリンクさせていて、
「彼の本来の人間性とは別の、日本の音楽業界(ほぼ芸能界)で生きていく上での当たり前のルールに従っていたことは確かだと思いますし、それが今回の逮捕と無関係とは思えません」
そして、こうなった以上は、「大沢さん、がんばって!」などとは言わずに、本当の友人ならば事実はどうあれ、いったん活動を自重し、スタジオに籠っていいトラックを作れと言うべきだ、などとアドバイスしている。ネットには
「事情通みたいにして真相を語っていた高城の立場はwwwww」
「さっさと大沢に謝罪せえや!」
などといった書き込みが出ている。
今回の大沢さんの事件について、どのような経過で冤罪と分かり、本当に野方署の署長らが謝罪したのかを警視庁の広報に聞いてみたが、
「事件そのものについても発表事案ではないため、お答えするのは不可能です」
ということだった。
(5月23日追記)